自然豊かで日本の四季を鮮明に感じることができる岩手県。
都会の慌ただしい毎日にストレスを感じている人にこそ、ぜひ足を運んでもらいたい観光地ですね。
また岩手県には世界遺産も存在するため、日本の文化をより深く感じることもできます。
都会のような高層ビル群は一切なく、時間に急かされることもないため、本来あるべき癒しの時間を十二分に満喫できるはず。
自然豊かなことから空気も澄んでいますからね。
自分自身を一度リセットしたい人には、まさに理想の旅行先といえるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、岩手県にある「一度は泊まってみたい思い出に残るおすすめ宿」を10か所ピックアップし紹介します。
こちらの記事で紹介するホテル・旅館は岩手県内でも有数のおすすめ宿。
宿泊料金は少し高めですが、いつも頑張っている自分へのご褒美として、ひと時の贅沢を味わってみては如何ですか?
別荘佳景
盛岡市西部に位置するタム湖「御所湖」に面し、奥座敷と称された「つなぎ温泉」。
源義家が温泉を発見し、愛馬の傷をこの温泉で癒したという歴史ある温泉郷に、まるで天空の要害を彷彿とさせる完全独立型の宿泊処「別荘佳景」があります。
眼下に見えるのは御所湖広域公園のほか、岩手が誇る作家・宮沢賢治が愛した七ツ森など美しく調和の取れた景観です。
総青森ヒバ造り・数寄屋建築のお部屋は、自然素材をふんだんに利用した上質な空間。
独自厳選2種が24時間浴槽に注ぎ込まれる源泉掛け流しの専用風呂は、旅の疲れを心まで癒してくれるでしょう。
ルームオーダー制の夕食は、前沢牛・三陸産の鮮魚などの地元食材を使うことはもちろん、素材の味をより引き立たせるためヘルシーかつ滋養豊かな料理が提供されます。
雄大な岩手山と奥羽山脈を望む自然豊かな岩手県。
その魅力を十二分に味わえる唯一無二のホテルです。
山人-yamado-
冬になれば雪深い場所にひっそりと佇む「山人-yamado-」は、日々の仕事に疲れた心を広大な自然が癒してくれます。
客室数は施設全体でたったの12室。
だからこそ静かで落ち着きのあるプライベート空間を実現することができるんです。
天然温泉掛け流しの半露天風呂に浸かりながら、山の生き物たちの声と自然風景を堪能できる時間は、人間に大きな活力を与えてくれるでしょう。
食事には、地場産の厳選食材と自社農園から収穫した食材を利用し、創造力あふれた調理法で独自の世界観を作り上げています。
世界中から美味しい食材を取り寄せるよりも、その季節・その場所でしか味わえない味覚を提供するのが「山人-yamado-」にしか出来ない唯一無二の「おもてなし」。
「山人」とは、西和賀の地で山仕事の達人や山を熟知している人のこと。
「この土地でしか味わえない味覚と出会いたい。」
「自然の息遣いを感じたい。」
そんな「贅沢」を五感で感じる新たな旅行体験が「山人-yamado-」にはあります。
渚亭たろう庵
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
津波によって岩手県沿岸部に位置する田老町も壊滅的な被害を受けました。
町内のシンボルであった「たろう観光ホテル」は2階まで柱を残して流失。
この悲しい経験から、安全な高台に新しく誕生した旅館が「渚亭たろう庵」です。
心地よい潮風と、日々表情を変える海岸美を感じられる全室露天風呂付きのお部屋。
雄大な景色を望めるよう、大きな窓で光が多く差し込み設計されている点も特徴です。
あわび・うに・キンキ・昆布・わかめなど、三陸の漁港で採れる新鮮な海産物をふんだんに使用した和洋折衷料理は、多くの旅行客の味覚と視覚を楽しませる至福の時間を提供しています。
「天望露天風呂 しぶき」では、夜には満天の星。
朝には太平洋から登る朝日を望むことが可能です。
海岸から聞こえるさざなみを聴きながら、ゆったりとお風呂に浸かる時間は、旅の疲れをリセットしてくれます。
2011年に地震と津波で多くの物を失い止まっていた時間。
その悲しい現実から学び、前に進む力を感じられる場所がこの旅館にはあります。
藤三旅館・別邸 鉛温泉 心の刻 十三月
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「藤三旅館」の別邸として新たに誕生した「藤三旅館・別邸 鉛温泉 心の刻 十三月」。
ホテル名にある「十三月」とは、「はじめて出会う」、「これまでにない」という意味を込めた造語。
その言葉の通り、歴史を誇る名湯と大自然に囲まれたロケーションを舞台に、新鮮な体験を味わえます。
全客室で源泉100%かけ流し付きの露天風呂を完備。
清流・豊沢川に面して、樹木の緑や紅葉、雪景色、川のせせらぎと鳥のさえずりを感じながら、ゆったりと過ぎる時間を感じることができます。
世界三大漁港のひとつである「三陸」から毎日直送される海の幸。
地元の山菜、きのこ、たけのこなどの山の幸などを複雑に組み合わせた日本料理の数々は、多くの旅行者にとって心に残る時間となるでしょう。
岩手県の地酒なども多く取り揃えたドリンクバーも用意されており、美味しい料理と共に盃を交わすのも一興です。
十三月が心がけるのは、日本旅館ならではの温かみと、プライバシーへの配慮を双方重視したおもてなし。
時代と共に発展し進化を続ける日本の「おもてなし」をぜひ感じてください。
山の神温泉 別墅 清流館
岩手県花巻市の奥座敷、花巻南温泉峡の中間に位置する山の神温泉。
山の神様を祀る「山祇神社」があることで名が付いたとされるこの土地に、木の温もりを感じるシックなデザインを基調とした「山の神温泉 別墅 清流館」があります。
全20室の客室全てに源泉掛け流しの浴室を完備。
ヒバで作られた浴槽の香りに癒されながら、窓から見える木々のささやきを味わう時間は、癒しのひと時となるでしょう。
PH値が9.3もあるアルカリ性単純温泉であるため、化粧水のようなまろやかな泉質。
一度体験してしまうとその心地よさを忘れられなくなってしまうほどです。
夕食のメイン料理は牛肉と旬の魚のダブルメイン。
色鮮やかな前菜からスタートし、御造り、煮物などの食べるものを飽きさせない会席料理の数々が、最後まで旅行者を愉しませてくれるでしょう。
このホテルを発つ朝は、新鮮な気持ちで滑らかに流れる川のように心が澄んでいる。
そんな体験をぜひ味わってみて下さい。
はな 台の湯
新しい時代になれば、新しい仕組みや新しい物が利用されます。
ただ、新しいものに触れる機会が多くなったことで、多くの人が忘れがちな「和のおもてなし」。
その「和のおもてなし」を感じられる旅館が岩手県花巻市にある「はな 台の湯」。
旅館が生まれたのは、およそ200年前。
大正ロマン溢れる置屋づくりの建物が、情緒漂う落ち着いたモダン空間を生み出します。
どのお部屋でも、古き良き大正からの息吹を感じられ、都会の喧騒を離れ、静けさと良質な心地よさを感じられるでしょう。
100%源泉掛け流しのお風呂は、総ひのき風呂で設計。
室内に漂うひのきの香りに包まれながら、じっくりと時間をかけて疲れを癒します。
お料理は他の宿泊客に会うことなく、お部屋食でゆったりと。
季節に合わせた旬な食材を心ゆくまで味わえます。
時代の変化とともに、進んでいくべきことと同時に「忘れてはいけないこと」もある。
長い歴史が織りなす「温かみのあるおもてなし」をぜひ堪能して下さい。
游泉 志だて
日常生活の中で、否応なく感じてしまう「息苦しさ」や「制約の多さ」。
世の中に疲れを感じてしまうことは人間として誰しもあることでしょう。
そんな感情を少しでも忘れるため、「水面にゆらゆらと浮かぶように、氣のむくままに遊ぶ」ことをコンセプトに掲げた旅館が、岩手県花巻市、志戸平温泉郷に鎮座する「游泉 志だて」。
征夷大将軍・坂上田村麻呂が観音様のお告げで発見したという言い伝えが残る志戸平温泉は、開湯1300年の歴史ある名湯。
そんな上質な温泉を源泉100%天然温泉掛け流しで楽しむことができます。
渓流を望む風景を眺めながら、自然と融合したゆったりとした時間は最高の贅沢です。
大人の隠れ家をイメージした客室には全部屋に露天風呂を完備。
大切な人との時間をより噛み締めながら過ごせる環境が整っています。
食事のコンセプトは「その季節に一番美味しいものを、いちばん美味しい場所から。」
地場産品をふんだんに利用したこだわり抜かれた料理の数々が、私たちの心の中に深く刻まれる時間となるでしょう。
「しあわせは、つくるものではなく、氣付くもの」
風の鼓動。森の息遣い。水の子守唄。
この旅館を出発する時には、私たちは多くの幸せに氣付くのかもしれません。
花巻温泉 佳松園
「何もしないを楽しむ」
新しい出来事に溢れ返る時代だからこそ、時には現実を忘れ自然の声を聞くことも人生を豊かにしてくれます。
花巻温泉の奥座敷、南部赤松林に囲まれた自然豊かな場所に佇む「花巻温泉 佳松園」。
「花巻温泉 佳松園」は、緑滴る山々に囲まれ、清涼な台川のせせらぎを聴きながら、癒しの時間を過ごすことができます。
お部屋は、通常の和室から機能性の高いベットを備え付けている和洋室まで、ニーズに合わせた多彩なラインナップを提供。
部屋の外から聞こえる自然の音も癒しを提供してくれます。
泉質PH9.0を誇る温泉は、水分が体に浸透しやすい優しい湯として人気を集めているんですよ。
窓から見える四季折々で変化する葉の色合いも、私たちの心を和ませてくれるでしょう。
日本でも最高峰の牛肉を表される岩手・前沢牛をはじめとする、旬を移す会席料理。
岩手県産の地酒とともに楽しむのも一興。
何もせずに自然の変化と地元料理に癒される。
花巻温泉で過ごす至極の休日をぜひ味わって下さい。
つなぎ温泉 四季亭
植物たちが芽吹き暖かな日々を感じる春。
夏は爽やかな空と緑豊かな木々の色づきを感じ、秋にかけて葉は紅く染まる。
冬はしとしとと降る雪とともにじっくりと温かな日を待つ。
岩手県は、日本でも有数のはっきりとした四季の変化を楽しめる場所でもあります。
岩手県盛岡市の奥座敷にある「つなぎ温泉郷」において、老舗旅館として佇むのが「つなぎ温泉 四季亭」。
客室には、室町時代中期からある茶室を作る際の特徴を取り入れた「数寄屋造り」を採用。
「友人との旅行」、「家族旅行」など、多種多様な広さを備えた客室が完備されています。
平安時代から続いている岩手県のつなぎ温泉は、PH9.1の硫黄泉であり、肌を引き締め、皮脂を抑える効果を持ちます。
四季折々で変化する自然風景を感じながら露天風呂に浸かる時間は、最高の贅沢と言えるでしょう。
三陸の海の幸・みちのくの山の幸をを中心とした季節の懐石料理からは、料理の先達に習い、時代の流れに目と耳を傾けた集大成を感じられます。
当たり前に過ぎ去ってしまう四季を、立ち止まって味わう時間が欲しい。
そんな方にとっておすすめの旅館です。
安比八幡平の食の宿 四季館彩冬
岩手県出身の作家・宮沢賢治で有名な「イーハトーブ物語」。
岩手県八幡平市にある「安比八幡平の食の宿 四季館彩冬」は、自然豊かな場所に位置し、まさに日常と物語の世界を行き来できる場所。
山荘に入れば、風にたなびく藍染の暖炉と、香が立ち上がる吹き抜けのロビーが迎えてくれます。
客室は間取りが異なる5タイプ全19部屋あり、旅のスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
人間の肌に最も近い弱アルカリ性の泉質を持つ「美肌の湯 だんぶりの湯」は、皮脂に付着した塩分が汗の蒸発を防ぐことから、保湿効果が高いという美容に特化した効能があります。
露天風呂と一緒に森林浴を楽しむのも山荘ならではの楽しみ。
八幡平で作られた麹・豆腐なども使いながら、東北の地場産品をふんだんに利用した会席料理は、大切な旅の時間を豊かなものにしてくれます。
森を流れる風に身をゆだね、木々の歌声に耳を澄ます。
星々の青く燃ゆる光を眺めて、朝日が昇る音を聞く。
そんな贅沢な時間を、ぜひ「安比八幡平の食の宿 四季館彩冬」で過ごして下さい。
最後に
以上、岩手県内にあるおすすめ宿を10か所ピックアップし紹介してきました。
冒頭でもお伝えした通り、今回の記事で紹介したホテル・旅館は岩手県内でも有数のおすすめ宿です。
「日本の四季を感じながら癒しの時間を過ごしたい・・・」
このように考えている人は、ぜひ今回紹介したおすすめ宿を宿泊先の一つとして検討してみてください。
間違いなく「思い出に残る贅沢なひと時」を過ごせるでしょう。
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